Private Session 報告 vol.2
こんにちは。
昨日は第2回目のPrivate Sessionを実施させていただきました。
まずは、前回からの変化について。
いくつかの問診をしていくなかで、
身体をどこかにもたれて立つような姿勢は意識的にしなくなったようです。
しかし、長時間座っていると腰痛が生じることに気づいたとのことでした。
今まではたいして気にならなかったことが、
1回のセッションを通して自分の身体のセンサーが反応するようになっていました。
1つ1つ自分の身体に起きていることに対して繊細に感じるようになることは、
対処しなければいけないことが多くなるため面倒です。
しかし、その小さなことが積もり積もってケガや機能障害を生み出してしまいます。
その結果が、腰痛や四十肩・五十肩ではないでしょうか。
そして、ピラティス介入前後には姿勢や動作についての評価を行いました。
まずは立位姿勢の評価について。
〈ピラティス前 〉
〈ピラティス後 〉
〈ピラティス前 〉
〈ピラティス後 〉
やや前方重心となっていた立位姿勢はスネの骨(脛骨:けいこつ)の下に乗っています。
そして前方に突出していた肩甲骨は後ろへ戻り、胸が開こうとしています。
立位姿勢は身体の様々な骨が積み木を積み立てたようにしてバランスを保っています。
積み木が崩れたような状態の時に、人は筋肉の緊張を高めて骨の不安定なバランスを補正してくれます。
身体はバランスを保つために、何かが崩れるとそれを補うようにできているのです。
しかし、補ってばかりでは疲れてしまいます。
痛みなどが出るのはそのサインとも言えます。
姿勢が整うと積み木をうまく積み立てれたようになり、余計な筋肉の緊張感から解放されます。
立位姿勢でみられる余計な筋肉の緊張感は動作にも影響を与えます。
それでは動作をみてみましょう。
前回、評価したものと同じ片脚立ち(片脚立位)でみてみます。
〈ピラティス前 〉
〈ピラティス後 〉
ピラティス前は体幹が右方向へふらつくのがわかります。
ピラティス後は初めこそふらつきはみられますが、
安定するポジションが見つかるとふらつきが治まるのがわかります。
今回のセッションでもテーマは「足」でした。
様々なエクササイズを行いながら、いかに「足」を意識できるか。
そして、足から体幹、全身の繋がりをどのように作るか。
エクササイズを行う姿勢は仰向け・うつ伏せ・横向きなどと様々ですが、
どの姿勢でも立位姿勢となった時に足が安定するようにエクササイズを提供しています。
ピラティス後の片脚立位で、
「左足が安定しましたね」とお伝えしたら、
「頑張った」と本人が話されていました。
【頑張る】ことができるような身体に少しずつ変化出来ているのは嬉しいことですね♪
少しずつ健康に向かって進んでいる彼女。
その謙虚で素直に取り組む姿勢には、提供する私たちも勉強させていただいています。
今後も良い変化が楽しみですね。
それでは、今後の経過もお楽しみにしててください。
今回はこの辺で。
ピラティス北海道
山下 翔平
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